2016年1月14日木曜日

鎌ケ谷市交通安全対策現場見学会

皆さんこんにちは。
そしてはじめまして。

3年ゼミ長にブログ係(仮)を押し付けられた3年の桐原です。
よろしくお願いします。

さて、3年生は1月12日にゼミナールの講義として、鎌ケ谷市で現場見学会を行いました。
鎌ケ谷市の東初富地区では、住宅街の交通安全対策のため、交差点にハンプ、道路にシケインといった仕掛けが施されています。

まず鎌ヶ谷大仏駅に集合し、そこから小早川先生と稲垣先生の引率のもと、まちあるきを行いました。

最初に駅近くにある交差点を見学しました。
この交差点は県道57号と59号が交差しているため、多くの交通量があります。
実は、北初富地区の住宅街路にハンプやシケインが設置された原因はこの交差点にあります。
この交差点は、以前片側1車線ずつしかなかったため、右左折する車が直進車の進路をふさいでしまい、常に渋滞が発生していました。
そのため、渋滞を避けようと多くのドライバーが住宅街路を抜け道として利用していました。
抜け道利用が常態化したことで、スピードの速い自動車が住宅地の中に進入することによる交通事故発生、交通量の増大による騒音といった問題が起き、解決のためハンプやシケインが設置されました。また、原因となった交差点も左折ポケットの整備や歩道の拡幅が行われ、渋滞が改善されました。

その後住宅地の中に移動し、交差点に設置されているハンプを見学しました。
ハンプとは、傾斜をつけることでスピードを抑えさせる仕掛けです。

 
 
凹凸注意の文字がペイントされています。

この写真の青く舗装されている部分がハンプです。傾斜がついていることをアピールするために道路鋲や派手なカラー舗装が施されています。

ハンプの中には、実際に傾斜がついているもの以外にも塗装によって傾斜がついているように見せるイメージハンプというものもあります。

次に、シケインを見学しました。シケインとは道路の幅員を狭くすることで、速度を落とさせる仕掛けです。



特に写真のシケインは幅員を2.0mまで狭くしています。これほど狭いシケインは日本でもここだけとなっています。


シケインがあるところに、こんな標識があります。

鎌ケ谷市は、これら交通量の抑制以外でも道路に改善を加えています。
それが、歩道端部の低床化です。
以前は写真のように歩道と車道の間に大きな段差がありました。
写真からは分かりにくいかもしれませんが、実際に歩いてみるとかなり高さが感じられ、車いすの進入や体が不自由な人の歩行には支障をきたすでしょう。
この段差をフラットにし、だれでも不便を感じることがない歩道が整備が進められています。現在は段差のある歩道とフラットな歩道の2種類が共存していますが、徐々にフラットな歩道になっていくと思われます。
↑対策前
 
↑対策後

桐原が疲れたとのことなので、ここから3年ゼミ長の明石が書かせていただきます。
(押し付けてゴメンナサイ)
彼が現場見学会の内容について書いてもらったので、私からは見学の様子について書かせていただきます。

小早川先生を先頭に、ぞろぞろとまち歩きをしています。

シケインに興奮して写真を撮りまくる3年生たち。

東初富地区を1周したところで、先生方からお話しをいただき、解散となりました。

この日は千葉でも初雪が観測するなど、とても寒い中での見学会となりましたが、日本一狭いシケインが見学できたり、先生方から説明を受けたりして、貴重な経験になったと思います。


(見学会とは関係ないですが、)帰り道、一部の3年生が新京成線鎌ヶ谷大仏駅の駅名の由来となった鎌ケ谷大仏を見学しました。

写真では分かりにくいかもしれませんが、かなり小さいです。
大船の大仏のような大きさを想像していたので、少しがっかりしました。


以上です。
また何かあれば私明石も更新したいと思います。

あとがき
最後までお読みいただきありがとうございます。
こばけんブログ史上稀に見る長文になってしまい申し訳ありません・・・
最近は現象解析のレポートばかり書いているため、ついレポートのような文章になってしまいました。次回はもっと遊び心があって短い文章を書けるようにしたいと思います。(桐原)